『ハプスブルクの宝剣』
原作は読んだことはありませんが、こんな暗くて地味な話なのかなぁ…というのが第1印象でした。
不勉強なので、ユダヤというだけであんなに迫害されるんだなぁ、という方に気が取られました。
最終的に宗教（この話の場合は＋家族っぽかったですが）を心の拠り所にする話は好きではないので、テーマ自体が合わなかったんだと思います。

トップスター 柚希レオンの黒い服＆長髪はポスターで見ていたより格好良かったです。
黒が似合う男って良いなぁ。
そして、自分の地位確保に貪欲なところが良い！
流行の草食系男子は好きではないのです。
2番手の鳳稀かなめが演じていた、主人公の命の恩人で主人で親友がすごく草食系でした。
エリザベートの旦那と同じものを感じます。
ヒロインでこの人の嫁の女君主が肉食系なので、うまくいっている夫婦なんでしょう。
だから柚希レオンともうまくいっているんだねー出来てるんだろうねー
とか、腐ったことを思いながら見ました。
そういう意味では面白かったです(笑)

『ボレロ －ある愛－』
柚希レオンのショーが大好きなのですが、男役を引き連れてガツガツ踊るのが好きなのであって、こういうロマンチックなのはイマイチなんだなぁとよく分かりました。
途中とちゅうで入る摩訶不思議な詩がまた気分を萎えさせるというか…。
むしろ、逆に笑いのツボに入りそうになって堪えるのに苦労しました。
簡単にいうと、偶然出会った男女が恋に落ち、連絡先を交換したら大雨で読めなくなり、互いに互いを探し回るのですが。
彼氏が裏町に行ってヤバい男たちに弄ばれたり、彼女も裏町に行ってヤバい男たちにマワサれたり、彼女の生まれ故郷のキリマンジャロで猛獣と踊ったり。
これが 『グラン・ロマン』 って本気で言っているのかと演出に聞きたくなるショーでした。
この、彼氏＝柚希レオンが弄ばれるシーンが本当に萌えました。
座席が最終列だったのを良いことに、オペラグラス上げっ放し＆前のめりで被りつきました。
１場面なので 5～10分くらいなのですが、このシーンを見るためにまた行っても良い！　むしろ、ＤＶＤ買っても良い！！
と言って、同じ公演を見た友達に笑われました。
でも、その友達も このシーンは良かったと絶賛していましたが。（腐女子的な意味で）

前評判が非常に悪かったので覚悟していましたが、結構面白かったです。