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たまたま見に行った舞台ですが、ものすごく面白かった!
ちょっと忙しいので誰かに代わりに見に行ってもらおうかとも思っていましたが、見に行って良かった!
何が 『中小企業の悲哀』 ですか。
あらすじからは想像もつかない展開でした。

軽い感想ですが、肝心なところのネタバレがあるので折りたたみます。
 


舞台は確かに 『中小企業』 傾きかけているクリーニング工場です。
舞台は精巧に工場の休憩室が作られているけれど、場面転換などは一切なし。
殺陣とかダンスとか派手なやり取りは全然ないし、登場人物が入れ替わり立ち代りして淡々と話が進むのに、ものすごく引きつけられました。

主人公は苦労性で生真面目で優しそうな、仕事ばかりしている青年。
それに仕事の出来なさそうな社長や、仕事をしない社長の弟や、個性的な従業員や、社長たちの妹らしい主人公の恋人が入れ替わり立ち代りし。
恋人はちょっと病気らしく、主人公が1人で居るときしか現れません。
微笑ましく見ていたのに、『彼女』 が主人公の妄想だと分かった時の衝撃といったら!
本当の 『彼女』 は主人公 だけ を避けていて、主人公とはち会わないように鈴を鳴らして歩いている。
殆どのシーンでは 『彼女』 を演じている女優さんが舞台上にいるのであまり違和感もないのですが、
最後の最後だけ、何もない空間と話し、笑いかける主人公には ぞっとしました。
背後から、本当の 『彼女』 が主人公を見ているのがまた切ないんですよねー。
勇気を出して恋人に会いに出てきたのに、当の本人は 見えない自分と楽しく話している。
その彼女の心情を想像すると、もう、ね!

シーンとした部屋に、ボイラーの音だけが小さく響くのがすごく効果的でした。

悲劇は嫌いなんですが、ブラックな話は大好きみたいです。
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