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BLネタの舞台というか、BL原作の舞台を観てきました。
女装して街を歩くのがストレス解消の美青年と、冴えない中年の純愛 だそうです。
当たり前かもしれませんが、主役2人は男性です。

最初はスーツに短髪で出てきた受の青年に、舞台の端で生着替えされて目が釘付けになりました。
いや、着替えなんか見ようと思えばいくらでも見れますが(弟もいますし従兄弟もみんな男ですし)
それが女装の過程なのは貴重だ!
あまり時間がないせいか化粧をしなかったので、如何にも『女装』といった出来上がりだったのが
私的にポイント高かったです。
男が女の格好するなら、どこかに男っぽさが残ってほしいんです!
いや、鞄の持ち方とか歩き方とかすごく研究されていましたよ。
でも、どうしても顔のラインが骨っぽいんですよね。
個人的には、ウイッグをつけない時の方が美人に見えました。

冴えない攻の男性は、本当に冴えない男でした。
つーか、冴えないってレベルじゃないだろ、あれ!
全然好感が持てなくて、受視点の舞台なのに全く感情移入出来ませんでした。
演出家と感性が合わなかったのでしょうか?

それでも、主役2人を始めとした出演者の熱演はすごかったです。
受の同期で攻の上司の男性を演じた人は、本当に素晴らしかった。
舞台を見ていて初めて、出演者を殴りたい衝動に駆られました。
演技だって分かっているのにそれでも腹が立つって、本当にすごいよなぁ。
主役2人のキスはがっつり生チューで、見ていてちょっと照れました。
濡れ場よりもキスシーンの方が照れる不思議…。
苛つくだけだった攻の男性も、最後にカーテンコールで出てきた時はメチャクチャ格好良かったです。
自分の目と記憶を疑うくらい差がありました。

共感出来なかったので楽しいとはいえませんでしたが、
役者の凄まじさを見せつけられた舞台でした。
 

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