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あらすじを読んで、それなんて成歩堂?と思ったので観に行ってしまいました。
実際に観たら、成歩堂ではなく DL6号事件を経験しなかった御剣のイメージでした。
観始めたときは、案件は下らないし、主人公の上司の弁護士は利益目当てで全く共感できないし、
主人公は暑苦しくて共感したくないし、何より客席巻き込みの舞台で、本気で帰りたくなりました。
でも、だんだん話が進むにつれて気にならなくなってきました。
思いも寄らない事件と人間関係で、いつの間にか舞台に引きこまれていました。
ラストもすごく良かった・・・。
主人公の上司は女性で言葉もぶっきらぼうでしたが、すごく千尋さんがダブって見えました。
公演後にアフタートークがありましたが、主人公が開口一番 「異議あり!」 で笑いました。
弁護士 = 逆転裁判 だったらしいです。
みんな考えることは同じか(笑)
公演は夜なので、昼間は星組『ロミオとジュリエット』を観ました。
面白かったです!
正直 柚希レオン以外のソロは、ちょっと待て…と思うこともありましたが。
私が歌をどーこー思うなんて相当なレベルですよ、本気で。
でもすごく良かったです。
ロミオのレオンとジュリエットのねねちゃんがすごく奇麗でした。
1幕では、ロミオと幼馴染み2人で肩を組んで歌う『世界の王』に気分が高揚しました。
ジュリエットと結婚した2幕では一族全員から責められ、多人数VS1人の合唱に胸が痛くなりました。
あらすじなんか分かりきっているのに、ロミオとジュリエットが死ぬシーンは泣けて仕方ありませんでした。
可哀相というのもありますが、2人の死に様が奇麗で!
もう、どうして東京公演がないのかと!
あったら絶対通ったのにーっ。
ちょっと無理しましたが、観れて良かったです。
BLネタの舞台というか、BL原作の舞台を観てきました。
女装して街を歩くのがストレス解消の美青年と、冴えない中年の純愛 だそうです。
当たり前かもしれませんが、主役2人は男性です。
最初はスーツに短髪で出てきた受の青年に、舞台の端で生着替えされて目が釘付けになりました。
いや、着替えなんか見ようと思えばいくらでも見れますが(弟もいますし従兄弟もみんな男ですし)
それが女装の過程なのは貴重だ!
あまり時間がないせいか化粧をしなかったので、如何にも『女装』といった出来上がりだったのが
私的にポイント高かったです。
男が女の格好するなら、どこかに男っぽさが残ってほしいんです!
いや、鞄の持ち方とか歩き方とかすごく研究されていましたよ。
でも、どうしても顔のラインが骨っぽいんですよね。
個人的には、ウイッグをつけない時の方が美人に見えました。
冴えない攻の男性は、本当に冴えない男でした。
つーか、冴えないってレベルじゃないだろ、あれ!
全然好感が持てなくて、受視点の舞台なのに全く感情移入出来ませんでした。
演出家と感性が合わなかったのでしょうか?
それでも、主役2人を始めとした出演者の熱演はすごかったです。
受の同期で攻の上司の男性を演じた人は、本当に素晴らしかった。
舞台を見ていて初めて、出演者を殴りたい衝動に駆られました。
演技だって分かっているのにそれでも腹が立つって、本当にすごいよなぁ。
主役2人のキスはがっつり生チューで、見ていてちょっと照れました。
濡れ場よりもキスシーンの方が照れる不思議…。
苛つくだけだった攻の男性も、最後にカーテンコールで出てきた時はメチャクチャ格好良かったです。
自分の目と記憶を疑うくらい差がありました。
共感出来なかったので楽しいとはいえませんでしたが、
役者の凄まじさを見せつけられた舞台でした。